お盆の時期になると、社寺や商店街、駅前などで開催される盆踊りは、夏祭りの代表格と言えるイベントです。しかし、盆踊りの由来や歴史を知らないという方は意外と多いもの。
この記事では、盆踊りをより楽しむために、由来や歴史、踊るポイントなどを紹介します。
盆踊りとは
盆踊りはただの踊りではなく、お盆の時期にかえってくるご先祖様の霊をもてなし、慰める霊鎮めの行事です。
一般的には、8月15日に盆踊りを踊り、16日にご先祖様の霊を送り出すという流れとなっています。
また、現代の盆踊りはご先祖様の霊をもてなすだけでなく、お盆の時期に帰省した旧友と再会したり、近所の人と交流したりする場としても親しまれています。
盆踊りはなぜ踊る?【由来・歴史】
盆踊りはご先祖様の霊を慰めるための行事ではありますが、なぜ踊るのか気になる方も多いでしょう。
盆踊りは五百年以上の歴史を持ち、もともとは仏教の行事で念仏を唱えながら踊る「念仏踊り」が起源とされています。
のちに念仏踊りは踊る人と念仏を唱える人が分かれ「踊り念仏」へと発展しました。
地面を足で強く踏み鳴らすことで悪霊や死霊を鎮め、祖霊をあの世に送り返すことができると信じられ、民衆に広まったのです。
こうした背景から、踊り念仏はお盆に行われる先祖供養と結びつき、全国各地で盆踊りとして踊られるようになりました。
盆踊りの楽しみ方
盆踊りはご先祖様の霊を供養するために踊るものですが、せっかく皆で盆踊りをするなら楽しんで踊りたいものですよね。
ここからは、盆踊りの楽しみ方について紹介します。
踊り方を覚える
盆踊りは奉納舞踊として神仏に捧げる格式高い踊りであるため、自己流の振り付けはマナー違反とされています。
謙虚な気持ちで舞うのが盆踊りの作法であり、周りの踊り手に合わせて正しい踊り方で舞うことが基本です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、動きのパターンは多くないので、誰でも簡単に踊れるようになります。
盆踊りを楽しむためにも、しっかりと踊り方を覚えましょう。
振付の意味を知る
盆踊りをより楽しむためには、振付の意味を知ることも大切です。
盆踊りの振付は、ご先祖様を迎える際には手の動きを中心に、お見送りする際には足の動きが重視されます。
特に足の動きは重要で、地面を踏むことで霊を封じ込める鎮魂の意味があります。
盆踊りの足の振付には「ご先祖様に地を固めて作った道をたどり、お帰り頂く」という意味が込められているのです。
浴衣を着て参加する
盆踊りは普段着でも参加できますが、浴衣で踊ることを基本として振り付けられています。
浴衣で踊るとより美しく見え、気持ちも盛り上がります。
せっかくなら浴衣を着て、盆踊りの雰囲気をより一層楽しみましょう。
打ち上げはケータリングを活用
盆踊りをはじめとしたお祭りは、多くの人手が必要です。
お祭り後に打ち上げや反省会を行うことも少なくありません。
盆踊り後の打ち上げにぜひご活用いただきたいのが、ケータリングです。
ケータリングはどんな場所でも利用でき、盆踊り会場や模擬店のテント下でも打ち上げ会場に早変わりさせることができます。
盆踊りの準備や運営で疲れたスタッフを、美味しいお料理で労ってあげましょう。
2024年の盆踊り開催予定
続いては、2024年に開催予定の盆踊りについて、3つ紹介します。
築地本願寺納涼盆踊り大会
毎年8月上旬に築地本願寺にて開催される「築地本願寺納涼盆踊り大会」は、築地の夏の風物詩です。
参加する屋台は築地場外市場の名店が揃い、境内は盆踊りを楽しむ多くの人で賑わいます。
恵比寿駅前盆踊り大会
恵比寿駅前で行われる「恵比寿駅前盆踊り大会」は、2024年は7月26日(金)・27日(土)17:30~21:30に開催されます。
恵比寿駅前盆踊りでは、ここでしか楽しめない地元を絡めたオリジナル曲や、あっと驚くユニークな振付が取り入れられており、会場に足を運ぶだけでも楽しめるのが魅力です。
中野駅前大盆踊り大会
中野駅前で開催される「中野駅前大盆踊り大会」は、2024年は8月3日(土)・4日(日)で行われます。
地元の盆踊りをはじめ、さまざまな唄と踊りを生歌で行っているだけでなく、盆踊りにフェスを融合したユニークさが特徴となっています。
最後に
お盆の時期に踊る盆踊りは、ご先祖様の霊を供養するだけでなく、地域の人々との交流や旧友との再会の場でもあります。
盆踊りの後の打ち上げには、会場をそのままパーティー会場に変えられるケータリングの活用がおすすめです。
サンケイ会館では、会場セッティングからお料理の準備、後片付けまですべて弊社スタッフが行うケータリングサービスを提供させていただいています。
8月が旬の食材など、お客様の予算やご要望に応じた本格的なプロのお料理をご用意させていただきます。ぜひ、お気軽に盆踊りの打ち上げにご活用ください。