決起会とは?準備や当日の進行に必要なこと、成功の秘訣とは

会社に勤務していると、決起会に参加する機会は多いかもしれません。しかし、その決起会の幹事を任されてしまうと、いったい何をすればよいのかわからない…と頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。今回は、決起会とはどういうものなのか、準備に必要なものや当日の進行について、さらに決起会の余興としておすすめのゲームまでまとめてご紹介します。

目次


  1. 1.決起会とはどういう意味?

  2. 2.ちなみに決起会を英語で言うと

  3. 3.決起会を行う目的と意義

  4. 4.決起会の準備に必要なものは?

  5. 5.決起会当日の進行はどうする?

  6. 6.最後に

決起会とはどういう意味?

「決起」とは、目的に対して決意をし、行動に移すことをいいます。つまり、決起会とは決定した会社の今後の目標や指針など社員に共有し、全社員が同じ目標に向かって進めるよう団結力を高めることを目的とする会のことです。基本的には、新しく大きなプロジェクトを始めるときや、新年度になり決意を改めるといったタイミングで開催されることが多くなります。

ちなみに決起会を英語で言うと

決起会は英語にすると「kickoff party」と表現します。そのまま「キックオフパーティー」と題して開催されることもありますので、一度は耳にしたことのある人もいるかもしれませんね。キックオフパーティーも決起会と同様、新しいプロジェクトを始めるときや、年度が変わるタイミングで行われ、チームワークを高める目的のあるパーティーです。

決起会を行う目的と意義

決起会を行う目的は、全社員の一致団結を図ることがあげられます。決意表明をしたり社員を鼓舞したりと、これから始まるプロジェクトや新年度に向けて士気を高め、仲間意識を持つことが目的です。また、余興でコミュニケーションを図り、和気あいあいとした職場にするという目的もあります。
社員が働きやすい雰囲気を作り、仕事に対しての意欲を高めて、仕事の効率化や業績アップを期待できるのが決起会を開催する意義といえるでしょう。

決起会の準備に必要なものは?


決起会の幹事を任されたら、まずは事前準備を進めていきましょう。決起会の企画やスケジュール調整、会場の予約はもちろんですが、次のような準備も忘れずに行う必要があります。

決起会の案内状を送る

決起会の案内状は、メールで送ることが多いです。決起会の案内文をメールで作成するときは、「〇〇年度決起会のご案内」など、社員の目に止まりやすい件名にすることが大切です。メール本文には、決起会を開催する理由と目的、日時、会場をまとめ、返信の要不要や必要な場合の返信方法を明記します。全社員へ送信する場合、宛名は「社員各位」となります。日時や会場などの概要は、見落としを防ぐため箇条書きにするのがおすすめです。

決起会当日の司会

決起会当日に司会を誰がするのかも、あらかじめ決めておきましょう。少人数での決起会の場合は幹事が行うこともありますが、幹事は決起会当日も裏方として動くことが多いため、司会は別の人に頼んでおく方が安心です。
司会者には、決起会の目的や今後の方針などをわかりやすく、聞き取りやすく伝えられることが求められます。話術はもちろん、声のトーンや話す速度も重要なポイントです。
また、全社員が一致団結できるための勢いも大切になります。重々しい雰囲気の司会は参加者のテンションを下げてしまう可能性もあるため、程よく高いテンションで場の雰囲気を盛り上げることができる人物を選びましょう。

決起会当日の挨拶は誰がする?

決起会当日の挨拶は、その会のリーダー的存在の人にお願いするとよいでしょう。例えば新規プロジェクトに関する決起会の場合は、プロジェクトリーダーに挨拶を依頼します。直接目標や指針を伝えて鼓舞することで、場の雰囲気も引き締まり団結力も強まりますよ。

決起会当日の進行はどうする?

決起会当日の進行は、基本的には司会者が行います。しかし、式次第や進行の流れについては、幹事のほうでしっかりと決め手おきましょう。決起会当日、挨拶は誰がするのか、余興はどのタイミングで入れるのか、全体を通してどのくらいの時間行うのかといった大筋を決めてから、細かなところは司会者と相談して決めていくとスムーズです。
また、決起会を開催する時間によっては食事をどうするかも決めておかなければいけません。決起会の間も自由に食事してもらうという方法もありますし、決起会の後に社員同士の懇親会も兼ねた立食パーティーの時間を設ける方法もあります。

決起会に適したゲームとは?

決起会に適したゲームとは?
会社の業績や今後の目標・方針などを共有するための決起会は、どうしても一本調子になってしまいます。ずっと話を聞くだけになってしまうと、参加した社員にも疲労感が残ってしまい、士気を高めるどころかモチベーションを低下させてしまうことにもなり兼ねません。そうならないためには、合間にゲームなどで息抜きできる時間を作るのがおすすめです。
余興の時間があることで、真面目に耳を傾ける時間と肩の力を抜いて社員同士が打ち解ける時間ができ、全体を通してメリハリのある決起会になりますよ。
決起会のゲームは時間のかかるものより、短い時間で終わるものにしましょう。また、出来る限り全員が参加できるゲームを選ぶことも重要です。ここでは予算をかけず簡単に用意でき、参加者同士が打ち解けられるおすすめのゲームを2つご紹介します。

決起会におすすめのゲーム①クイズ大会

問題数で時間を調整しやすいクイズ大会は、決起会の余興に最適です。特に、全員が回答しやすい○×クイズはおすすめですよ。最後まで正解し続けた参加者数名に景品を用意し、個人戦にすることで全員が楽しめる余興になるでしょう。
クイズの内容は会社の歴史やルールなどの少し堅いものから、社長の趣味や休日の過ごし方といった、身内にしかわからないような問題まで幅広く用意することで、場の雰囲気を和やかにすることもできます。また、仕事に関する問題を適度に混ぜることで、会社や仕事の情報共有もできますよ。

決起会におすすめのゲーム②名刺を使った借り物競争

社員同士が顔と名前を一致させる機会にもなり、コミュニケーションのきっかけにもなる名刺での借り物競争ゲームもおすすめです。
まず参加者が会場に入る際、受付で名刺を1枚提出してもらい、その名刺に星やハートなど事前に決めておいた簡単に書ける目印を書き込みます。すべての名刺を箱に入れ、1人ずつ引いてもらい、全員に行きわたったらゲームスタートです。名刺の人物を会場内から見つけ出し、その場でもう1枚名刺を受け取り、2枚の名刺をセットにして提出してもらいます。
2枚の名刺を提出したのが早かった順に3人と、10人目、15人目、20人目などきりのいい順位で提出した人に景品を用意すると、参加意欲を高めることができます。参加者が多い場合は、「先着20人まで」など締め切りを決めることで時間の調整も可能です。

最後に

決起会は今後の仕事のモチベーションにも影響する大切な行事です。社員同士が親睦を深め、仕事に対してもモチベーションを上げることで、翌日からの業務にもいい結果が出てくるでしょう。決起会を成功させるには、会場全体の雰囲気や食事の内容も重要です。豪華な食事を囲みながら和気あいあいと会話を楽しむ空間を作ることで、より団結力も高められますよ。
多くの人が参加する決起会の食事には、ケータリングがおすすめです。サンケイ会館では、参加者の人数やご予算に合わせ、最適のプランをご提供いたします。旬の食材を使用したお食事やドリンクのご用意はもちろん、会場の設営も承りますので、お気軽にご相談ください。
https://sankeikaikan.co.jp/catering/