納会とは?忘年会とは違う?納会の幹事に必要な準備や手配

年末や年度末などの締めくくりとして催される、会社全体での催し物である納会。納会とは、その年度の業務を総括し、「お疲れ様」と社員同士労い合う貴重な機会です。イベントの性質や開催される時期から忘年会と混同されがちな納会ですが、実は目的が全く異なります。
今回は、納会と忘年会との違いを含め、納会の目的や納会の幹事になった際にやるべきことなど、納会にまつわる基礎知識を解説します。

納会とは?忘年会と何が違う?

納会とは、年末や年度末に行われる1年間の締めくくりとして開催される催し物です。その年の仕事を締めくくり、社員を労う目的があります。

納会の意味・目的・開催の時期

納会の意味としては、仕事の“打ち上げ”に近いものがあります。主に年末や年度末に行われることが多いですが、ひとつのシーズンの締めくくりなどに行われる場合もあるので、年に数回行われる場合もあります。
納会は業種や企業によって行われる時期が異なる場合も多く、中には株主総会終了後の4月や7月などに行うという企業もあります。

忘年会との違いとは?

納会と混同されがちなイベントとしては、忘年会があります。忘年会もその年の締めくくりや打ち上げとして行われるイベントですが、納会と違って基本的に1年の終わりに行われるものです。
忘年会はその名の通り「年を忘れる」ための催し物です。ほぼプライベートのようなイベントであることが多く、業務を終えた後で無礼講の飲み会や食事会が開催される場合が多くなります。
一方、納会の場合は年内最後の出勤日の業務内で行われる場合が多くなります。1年間・1シーズンの仕事納めの打ち上げとして、業務成績の振り返りなども含めて行います。そのため、企業によって納会のスタイルは異なります。時間をかけてしっかりと納会を行う場合もあれば、数十分で納会を済ませてあとは忘年会で盛り上がるのが慣習という企業もあるようです。

納会の幹事になった!やるべきことは?

納会の幹事をはじめて任されたら、何からすればよいのかわからなくなってしまいますよね。ここからは、はじめて納会の幹事を任された方のために、納会の企画や食事の準備などに関する豆知識をご紹介します。

案内状や司会、納会内での企画、余興の内容を決める

納会の幹事に選ばれたら、最初に納会のプログラム、司会進行や納会内での企画などを考えるようにしましょう。開会の挨拶、来賓からの挨拶、その年(シーズン)の業績を振り返る各部署ごとの発表、余興、閉会の挨拶といった内容をひとつずつ決めていき、プログラムを作ります。
さらに、社内の社員全体や取引先などの来賓に向けた案内状も作成します。社内には一斉メールで構いませんが、社外には場合によっては書面で作成するようにしましょう。
余興でビンゴゲームなどを行う場合は、景品なども用意しておくようにします。

食事や飲み物はケータリングを活用

はじめて納会の幹事を任された場合、プログラムや余興を考えるだけで手いっぱいになってしまうかもしれません。レストランなどを貸し切って行うなら料理などの心配もありませんが、納会の場合は忘年会とは異なり、社内の会議室などで行われる場合が多いです。料理の手配や配膳などに手を取られてしまわないよう、食事や飲み物はケータリングを活用するようにしましょう。
ケータリングなら、専門のスタッフに配膳などを依頼することが可能です。スムーズにおいしい料理を参加者に提供し、幹事は会の進行に集中することができます。

納会当日の挨拶や司会進行の流れ

納会のプログラム、進行の流れは次のようなイメージです。

  • ①開会の挨拶
  • ②役員・社長などの挨拶
  • ③乾杯の発声
  • ④食事、歓談などフリータイム
  • ⑤各部署の1年間(または1シーズン)の業績などの振り返り
  • ⑥余興
  • ⑦閉会の挨拶

開会・閉会の挨拶は明るく、はきはきとした発声を心がけましょう。開会・閉会の挨拶例は次のとおりです。できるだけ、簡潔に述べるようにしましょう。

開会の挨拶:「皆様おそろいのようですので、令和○年納会をはじめさせて頂きたいと思います。はじめに社長(会長)の○○より、ご挨拶をお願いいたします。」

閉会の挨拶:「宴もたけなわというところ誠に残念ではございますが、そろそろお時間となりました。最後は、社長(会長)○○の一本じめにより、めでたくお開きとさせて頂きます。」

司会進行は場を盛り上げることを重視しがちですが、式が冗長にならないようにタイムキーピングを行うことも重要です。

納会幹事は服装に注意?!納会成功の秘訣

納会の幹事には様々な心掛けたいポイントがあります。華やかな場をより一層盛り上げるための納会成功の秘訣をご紹介します。

服装はカジュアル過ぎず、フォーマル過ぎず

納会の幹事・司会者の服装は、一般的な社内のセレモニーと比べてややカジュアルな装いがおすすめです。あくまでそのシーズンの仕事の打ち上げですので、あまり堅苦しいフォーマルな服装は好まれません。カジュアルすぎずフォーマルすぎない、普段のお仕事スタイルにジャケットをプラスするぐらいのイメージが良いでしょう。
また、幹事は常に会場全体に気を配って動き回る必要がありますので、動きやすいものが良いでしょう。

食事や飲み物はケータリングを活用して、会の進行に集中する

納会は、社内の会議室などで行われるケースも多いです。そのため、軽食やドリンクなどのケータリングを用意しましょう。納会の幹事がプログラムの進行にできるだけ集中できるように、配膳や給仕まですべてお任せできるケータリングサービスがおすすめです。

最後に

納会の運営には様々なコツが必要です。少しでも合理的に、かつ参加者に喜んでいただくために、お食事のオーダーはサンケイ会館のケータリングをご利用ください。
サンケイ会館では、定番の洋食をはじめ、和食・中華・デザートなどバリエーション豊かな料理をご用意しております。
納会のケータリングはサンケイ会館へ是非ご依頼くださいませ。

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