セミナーとは?セミナーの意味や種類、成功のコツとは

社会人になると、様々な集会に参加する機会や、主催者として会を執り行う機会が訪れることがあります。中でもセミナーは、懇親会や忘年会のように親睦を深めることが目的でない分、重圧がより大きいかもしれません。ここでは、意外と知らないセミナーを行う意味やセミナーの主催者・司会が知っておくべきことをご紹介します。

セミナーとは?セミナーと講座の違い

まずはセミナーの基礎知識について学んでいきましょう。セミナーと似たような催しに「講座」がありますが、セミナーと講座は具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?

セミナーの意味とは?

セミナーという言葉の意味としては、講師などの指導を受けて少人数の生徒が特定のテーマについて研究し、研究結果を報告し合ったり討論したりする集会のことだとされています。セミナーの語源はドイツ語の「Seminar(ゼミナール)」で、元々は大学生などの学生が教授の指導の下研究をしたり少人数で討論をする場を指す言葉でしたが、最近ではビジネスの場でも当たり前に使われるようになりました。

セミナーと講座の違いとは?

セミナーと似たような催しとしては講座が挙げられますが、基本的な意味は同じようなものです。ですが、セミナーと講座では、その開催形式と専門性に違いがあるとされています。
講座は読んで字のごとく座学が中心になりますが、セミナーは実践的な学びの場も設けます。その点で、セミナーはワークショップ形式にも近いかもしれません。
また、セミナーはより専門的な知識を持つ人々がその見解を深めるための学びの場であることに対して、講座はまだその分野にあまり造詣が深くない人や経験があまりない人たちに向けた学びの場である場合が多いです。

セミナーの企画は講師選びから

セミナーの主催者として企画・進行を任された場合、まず最初にしておきたいのが講師選びです。自分自身が講師として知識を教えられる立場であれば自分が講師を担当しても良いですが、講師は複数名いた方が参加者にとっても学ぶことが多く、場も盛り上がりやすいのでおすすめです。講師の実力や知名度は、そのセミナーの集客力に大きく影響してきます。
セミナーの講師選びで最も重要なのが、セミナーのテーマに沿った講師を選ぶことです。その業界で実力や人気のある人を講師としてお呼びしたり、業界大手の企業の方を招いてセミナーを行ったりといった選択肢があります。前もって講師料などの見解もしっかり共有しておくようにしましょう。

セミナーの司会ってどうやるの?台本は必要?

セミナーの司会を行う際、初めての方は特に台本を作っておくことをおすすめします。自分自身が講師ではない限り、セミナーの司会者はそれほど多くの言葉を大勢の前で話す必要もないかと思いますが、会の進行を踏まえた大まかな台本を作っておくことで「何を話せばいいのかわからない」という不安は払拭することができるでしょう。
最低限必要なセミナー当日の司会台本の構成としては、セミナーの始まりの挨拶・セミナー中の注意事項・休憩の時間の案内・閉会の挨拶です。セミナーの司会者は、最低限これだけ抑えておくことで、スムーズな会の進行が出来るでしょう。
セミナー司会者台本の例文としては、次のようなものが考えられます。

・始まりの挨拶
「本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。司会を務めさせていただく○○と申します。これより○○セミナーを開始させていただきます。セミナー開始に先駆けまして、主催者である○○よりご挨拶を承りたいと存じます。」

・セミナー中の注意事項
「まもなく○○セミナーを開始いたしますが、その前にいくつか注意事項をご案内いたします。会場内には非常口が2つございますので、必ずご確認くださいませ。また、会場内では飲食や喫煙は禁止となっております。おタバコをお吸いになる方は正面玄関横の喫煙スペースをご使用下さいませ。」

・休憩の時間の案内
「本セミナーは2部構成となっております。1部は○○分で終了予定です。その後、2部がスタートするまでの間、15分間は休憩時間とさせていただきます。休憩時間はお手洗いや、配布致しましたアンケートへのご協力などにお使いいただけますと幸いです。」

・閉会の挨拶
「本日はお忙しいなか、○○セミナーにご参加いただきまして心よりお礼申し上げます。先ほど回収させて頂きましたアンケート内容も後ほどしっかり拝見させていただきます。誠にありがとうございました。
これにて、○○セミナー終了のご挨拶に代えさせて頂きます。皆様お気をつけてお帰りくださいませ。」

セミナー主催者の服装は?

セミナー主催者の服装としては、オフィスカジュアルよりもフォーマルな服装が適切です。主催者はセミナー参加者を迎え入れるホストですので、できるだけきちんとした服装が好ましいでしょう。
特に司会者の場合はあまり暗い印象になる服装は相応しくないため、華やかなデザインのネクタイやシャツ、ブラウスなどを採用するのがおすすめです。

セミナー成功のコツとは?

初めてセミナーの主催を任された時に覚えておきたい、セミナー成功のコツをご紹介します。プランを考える前に意識しておくと良いでしょう。

セミナー後は懇親会で交流を

セミナーの後には参加者同士やセミナー講師と交流する懇親会を開催しましょう。
セミナー講師と直接話すことで、セミナーのテーマへのより深い理解が得られますし、異業種の参加者との交流によってより良い刺激を受け、クリエイティビティを高める意味があります。

食事や飲み物はケータリングを活用

初めてセミナーの主催者に選ばれた場合、当日は進行の方に集中したいはずです。もしもセミナー中に食事や飲み物を供する場合には、ケータリングを活用するようにしましょう。
ケータリングなら、専門のスタッフに配膳を任せて会の進行に集中することができます。

アンケートを活用

セミナーではアンケートを実施して、セミナーの終わりに回収するようにしましょう。アンケートでは参加者の年齢や性別、職種などの属性を知ったり、参加者の悩みや課題を掘り出したり、次のセミナーのテーマのヒントを見つけたりといった意味があります。

最後に

セミナーは専門分野への造詣をより深めるためにとても貴重な機会です。主催を行う際には、徹底した下準備で臨みましょう。セミナー後の懇親会での飲食物提供には、ケータリングをご利用くださいませ。サンケイ会館では、幅広い層の参加者様のご要望にお応えできる豊富なメニューを取り揃えております。
ケータリングのご利用はサンケイ会館にご相談くださいませ。
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